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2010/07/27 Tuesday 22:55:09 ICT |
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近年、船舶数が急増しているベトナムの海運業界だが、国内市場でも外国船との競争で劣勢にある。この評価
は、先日ハノイ市で開催された海運会議で航海局の幹部が示したものだ。
国家機関の最新統計によると、2010年はじめまでにベトナムの海洋船舶は1,654隻、うち450隻が国際航路で活動し、トン数は計620万
DWT、輸出入貨物の輸送シェアは15%未満である。全国の港で取扱われる貨物の85%超、年間2億5,100万トンは、外国船が引き受けている。
航海局運輸・航海サービス室のTrinh
The
Cuong室長は、「この割合は、現在のような大型投資がなされていない2000年と変わらない。心配なのは、今後2020年までにトン数や構成に急激な
変化があっても、輸送シェアで相当の改善が難しいこと」と言う。
つまり2020年までの海運開発計画および2030年までのビジョンで掲げられている、2020年までにベトナムの船舶が引き受ける輸出入貨物
の割合を27~30%に引上げていくという目標は、極めて遠いものだということである。
注目すべきは、この3年でベトナムの船舶はトン数で年平均20%と強く発展していることである。トン数で見るとベトナムの船舶は現在、船籍保有
国152カ国中60位、ASEANではシンガポール、インドネシア、マレーシアに次いで4位である。船舶の年数は平均12.9年で、シンガポールに次いで
ASEANでは2位の若さだ。
航海局幹部の評価に意を同じくして、ベトナム海運総公社(Vinalines)のBui Quoc
Anh副社長は、ベトナムは大きな船舶数を持つものの、競争力はまだ弱いと述べる。
大きな問題として船舶構成がある。例えばベトナムの船舶のトン数全体の42%を占める一般貨物船は平均2,300DWTと小さく、専用船、特に
コンテナ船は全体の5%しかないなど、数量、トン数でも小さい。また重要なのは、ベトナムの大手船会社が国内の輸出入会社から支持されていないことがあ
る。ここを開拓できないことで、多くの船会社は貸し出しを中心とした国際輸送を向かざるを得ない。
現在、輸出入貨物では90%を海運が担っており、国際海運市場は需要も料金も回復する兆しがある。「このチャンスを活用するには、船舶の質を上
げ、サービスの質を上げていくしかない。同時にCIFで輸入し、FOBで輸出するという輸出入会社の習慣も変えていく必要がある」とAnh氏は言う。
このたびの危機にも揺らがなかった数少ない海運業者のひとつベトナム海上運送(VOSCO)のDang Thanh
Quang副社長は、持続的な発展のためには、専門化、若返り、近代化するかたちで船舶に投資していくしかないというが、焦りは禁物だと指摘する。「船舶
は良いものがあるのだから、企業はサービスの質を高め、大きな契約を安定して得られるようにしていくべき」とQuang氏は話している。
(Dau Tu)
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