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ミレニアム開発目標、ベトナムは貧困削減で進歩 PDF プリント メール
2010/07/23 Friday 06:18:44 ICT
― UNDPベトナム事務所副所長インタビュー

 国連開発計画(UNDP)ベトナム事務所Christophe Bahuet副所長に、ベトナムのミレニアム開発目標(MDGs)の実施状況について話を聞いた。

Q
: MDGsの採択から10年、ベトナムがこの期間にあげた成果をどう見ていますか?

A
: この10年、ベトナム経済は印象的で、安定した成長を遂げました。経済成長と並行し、優先目標である貧困削減と社会開発も重視されてきました。

 ベト ナムはこの10年で、国際社会に約束したMDGsの多くを実現しました。極度の貧困と飢 餓の撲滅、初等教育の普及、ジェンダーの平等推進と女性の地位向上、幼児死亡率の削減、妊産婦の健康改善、HIV/AIDS、マラリア、その他 疾病の蔓延防止、環境の持続可能性の確保、開発のためのグローバルパートナーシップの推進という目標の達成に向けたベトナムの努力が見て取れます。

 特に貧困削減でベトナムは、MDGs参加各国のなかでもかなりの成功を収め た国と考えられています。2002年までにベトナムは、貧困率の半減目標を達成しており、1993年の58.1%から、2002年には28.9%に低下しまし た。これは引き続き減少しており、2008年には14.5%になっています。飢餓率も1993年の24.9%から、2002年に10.9%、2008年には6.9%に下がっていま す。貧困率は、国全体としてだけでなく都市、農村、各民族、地方でも減っています。ほかジェンダーの平等でも大きな努力がありました。

ですがベトナムは特に今後5年、MDGsの目標達成の約束を完全なものにするために、さらなる努力が求められています。

Q
: では今後、ベトナムを待ち受ける試練や困難は何でしょう?


A
: ベトナムは貧困率を15%未満に下げましたが、もちろん今後さらなる削減のために努力しなければならず、これには、貧困を脱したものの依然として高い危険性がある層が、再度貧困に陥らないよう避ける対策を持つことが必要です。ほかMDGsの足並みの揃った実現を保障すべく、地域ごと、対象ごとの差を縮小する措置も求められます。


 さらにもうひとつの試練は、MDGs7番目の目標である環境の持続可能性を確保することです。これは、経済発展目標を保障しなければならないなかで、経済成長と環境との間で、直面せざるを得ない問題です。ほかにもベトナムは、気候変動や海面上昇の重大な影響を受ける国のひとつでもあり、気候変動が人口の一部に害を加える可能性があり、再び貧困を招く重大な原因にもなります。


 ジェンダーの平等推進と女性の地位向上も課題です。教育、雇用、収入における性別間の差をなくすことが必要です。


Q
: 2015年にMDGsの実施プロセスを完了させるために、ベトナムは何に集中すべきでしょうか?


A
: 政策や対策を改善すべきだと思います。それは、ジェンダーの平等の推進を保障する政策であり、地域、対象間の足並みの揃った支援を保障するための少数民族、農村や都市の貧困者など社会で弱い立場にある人々の保護政策です。これらを現実のものにするためにベトナムは、適切な政策の構築に向けて、具体的な対象、地域での詳細な研究を行うことが必要です。


 ほかにも先進国や国際組織、支援家からの支援も非常に重要です。財政面のサポートのほか直接の対話や政策アドバイスも、2015年の目標達成に向けて、現実や傾向をより明確に把握する好機となります。
(Thoi Bao Kinh Te Viet Nam)

 
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