|
2010/08/16 Monday 23:28:30 ICT |
|
政府はベトナム船舶工業グループ(Vinashin)について、造船業を構築するとの決意を追わせるべく、再編する形で、グループを「鉄くず」にしないようにする措置を公表した。Vinashinは、抱える大きな負債を今後どう処理していくのか。
造船業の構築は、国の政治的決意である――8月4日の政府定例記者会見でNguyen Sinh Hung副首相は改めてこう述べた。50億ドル以上の価値を持つ企業として、「再編できれば引き続き造船業を構築できる。倒産させれば造船業は鉄くずになる」と言う。
ではVinashinをいかに再編していくのか。かつて財務省にその職を置いていたHung副首相は、債務交渉で多くの経験がある。副首相が
Vinashinの再編指導委員会を任されたことで、この経験は活用されるだろうが、副首相が直接、債務交渉をすることはできない。多重債務の処理で経験
や知識のある専門家チームが必要だ。また再編を速やかに、明白に、この過程で起こりうる国家資産の損失を最大限に避けるためのプロセスを保障する制度も求
められる。
政府は、Vinashinの再編を「国家経済と金融機関の直接的、強い支援を得て」行う方針だ。再編の目標は、債務を返済していくことである。
政府発表によると、国は企業再編支援基金から、Vinashinに対する十分な資本金を提供できる。資本金は、独資有限会社への移行決定に沿って、14兆
ドン(約7億4,000万ドル)ほどになる。加えて、適切な財源で同グループに貸し出し、期限がきた対外債務を返済していく。
記者会見のなかでHung副首相は、Vinashinは主に、主業種以外のプロジェクトや会社を売却、資本撤退、株式化する形で再編し債務を返済していくと述べている。しかし経営の過程で必要があれば、Vinashinへの貸し出しのために債券を発行するとしている。
Vinashinの債務20%を占める対外債務(債券からの7億5,000万ドル、自主的に借り入れた6億ドルを含む)は、要返済項目に挙げら
れている。現在この債務は期限が来ていないが、Vinashinが活動を維持しつつ、期限を迎えた債務を返済していくのは大きな試練といえるだろう。
Vinashinの資産は全国各地に散らばっている。主に土地と投資プロジェクトで、帳簿の価値より高い場合も低い場合も考えられるが、投資家
は、現状においてVinashinを鉄くずにしないためには、市場に十分な情報を供給したうえで、公開入札を実施することだ必要だとしている。
(Sai Gon Tiep Thi)
|